1月21日土曜日、トランプ新大統領就任の翌日、新大統領の一連の女性に対する侮辱的発言に対する反発から、女性の権利向上と差別反対と訴えかける大規模なデモ「ウィメンズマーチ」が全米各地で開催された。
デモはロンドンやパリなど米国外にも広まり、総参加者は数百万人以上、米国史上最大級の政治抗議デモとなった。特に、首都ワシントンD.C.のデモは、ハリウッドスターをはじめ50万人以上もの人々が集結したことも大きな話題となっている。
この事態に、日本でもお馴染みのニュース専門局CNNは、もちろんトップニュースの扱いで報道。
しかし、Twitterユーザーの間である指摘が相次ぎ、CNNは瞬く間に批判の嵐に晒されることとなった。
男だらけの「ウィメンズ・マーチ」有識者
「CNNのウィメンズ・マーチのパネリストが何かおかしい気がするんだけど、はっきりとは分からないな」
Something seems odd about this panel CNN put together to discuss The Women's March, but I can't put my finger on it. pic.twitter.com/M9T1FDMVNB
— Guy Endore-Kaiser (@GuyEndoreKaiser) 2017年1月22日
「CNNのウィメンズ・マーチ討論番組のパネリストに女性が1人しかいない」
There is one woman on a CNN panel of nine pundits discussing the Women's March pic.twitter.com/oPZxtbcQn4
— Tom Braithwaite (@TBraithwaite) 2017年1月22日
午後10時に始まった番組のスタジオパネリストは、番組ホストのドン・レモン、ワシントンポスト記者のデビッド・スワードリック、歴史家のダグラス・ブリンクリー、トランプサロゲート(キャンペーンスタッフ)のジェフリー・ロード、CNNの政治アナリストであるマーク・プレストン、ライターのJ.D.ヴァンス、CNNメディア特派員ブライアン・ステルター、CNN特派員ジム・スキアット、そして唯一の女性であるCNNコメンテーターのカーステン・パワーズという、男女比8対1、計9名の顔ぶれである。
「CNNは本気?私たちは声を上げています。私たちの分の席が必要です」
Really @CNN? One woman + a panel of men to discuss the women's march. We have a voice, we need all of the seats at the table re our issues.
— Sarah Reese Jones (@PoliticusSarah) 2017年1月22日
CNNを擁護する声も一定数存在する。
実は、CNNはパネリストを交代させながら、一晩中番組を放送していたのだ。スタジオに女性が4人いた時間帯もあり、この時は、一時的に性別構成が極端に偏ってしまったのだろう。
しかし、この場面において、女性たちの抗議デモというニュースにおける「有識者」の性別構成としては、相当に歪な印象を与え、CNNには現在批判が殺到しているそうだ。
(動画)
この話題へのコメント
9人の男と1人の女が、女性の権利を討論するのかw
それは良い議論になりそうだねw
なんて皮肉な光景なんだ!
CNNもこれはさすがに気づけよw
ここまでくるとわざとやってるだろ
CNNは偽ニュースメディアなんだろw
大統領がそういってたぞ
このテーマで女性が最大4人でも少なすぎるわ。半分以下じゃん
まして1人だけなんて、こういう批判がくるのは容易に想像できるのに
いやパネリストの性別はどうでもいい
行進はどっちにしても馬鹿げてるんだし
トピックを考えれば、明らかに不自然。テレビ局はなんでこんな馬鹿なの?
この女性以外のパネリストはみんなデモに行って忙しかったんだよ
身体を張って、なぜデモが起きたかという理由を示してくれたんだな
ありがとうCNN
CNNなんてどうでもいいや
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