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中国で600万年前に生息していた超巨大カワウソの化石が見つかる


中国で調査を行っていた古生物学者たちは、新種のカワウソ亜科の化石を発見した。体重は推定110ポンド(≒49.9キログラム)。
この化石は、地球上に存在したなかで最大のカワウソのものとみられている。

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古代に生息していた超巨大カワウソ

カワウソ亜科は地球上に1800万年前から生息していたことが明らかになっていたものの、化石の状態が十分ではなかったため、詳しい生態や進化の過程については、これまでほとんど知られていなかった。前史時代のものとしては、タイで歯の一部が発掘された事例が唯一であった。

今回発見された化石は、完全な形での頭蓋骨・下顎・歯列をはじめ、その他にも四肢の断片的な骨格が複数含まれている。
この発見は、カワウソの進化の過程を解き明かす重要な手がかりとなりそうだ。

(発掘された巨大カワウソの化石)

[Image via]dailymail

化石は、古くから湖沼であった中国雲南省東北部の昭陽区水塘壩で、アメリカ人古生物学者が発見した。水塘壩は、先史時代の猿の頭蓋骨が発見されており、以前から古生物学者の間では大きな関心を集めている場所であった。

Journal of Systematic Paleontology最新号に掲載された論文によると、この古代のカワウソは620万年前に生息し、体重は110ポンドにも達した。これはオオカミとほぼ同じサイズで、現在確認されている最大のカワウソの2倍の大きさである。

Siamogale melilutraと名付けられたこのカワウソは、浅瀬に生息し、ハマグリや甲殻類を捕食していたとみられている。
巨大カワウソは大きく強力な顎を持ち、他のカワウソと同じく発達した臼状歯(ブノドント)を特徴としている。現代のカワウソと同様に、軟体動物を咀嚼するために強力な歯が発達したものとみられている。

クリーブランド自然史博物館の古生物学者デニス・スー氏はこの化石について、
「化石化の過程で形状が平らになっているものの、このような完全な形の頭蓋骨の標本が発見されることは極めて珍しいことです。”Siamogale melilutra”は、古代の生態系がどれだけ多様性に満ちていたかということや、古代には解明されていない謎が数多く残されているということを、我々に思い起こさせてくれるものです。」と声明を発表した。

スー氏の研究チームは、発見された標本をCTスキャンして、カワウソの頭部をコンピュータグラフィックス上で再現した。その結果、この巨大カワウソは、カワウソの特徴とアナグマの特徴を併せ持っていることが明らかになった。
名称のmelilutraは、ラテン語でアナグマ(meles)とカワウソ(lutra)を組み合わせたものである。

(コンピュータグラフィックスによる古代カワウソのイメージ)

今後について、研究チームは、このカワウソがなぜ巨大化したのか、その大きさでありながら半水生捕食動物として、水中や陸地上でどのように移動していたのかについて、さらなる調査を進めていく方針であるという。

dailymail/abc

(スー氏による研究発表動画)

カワウソ -Wikipedia
カワウソ(獺、川獺)は、ネコ目(食肉目)イタチ科カワウソ亜科に属する哺乳動物の総称である。カワウソ亜科にはニホンカワウソやラッコなどが属している。 泳ぎが得意で、水中での生活に適応している。また、ラッコ以外のカワウソは陸上でも自由に行動している。南極、オーストラリア、ニュージーランドを除く、世界全域の水辺や海上で生息している。

このニュースへのコメント

こんなのカワウソじゃないよ😢

カワウソは地球上で一番カワイイ動物って聞いたんだけど…

カワウソはかわいいけど、こんなデカいのはさすがに怖いわ
600万年前からいるのは知らなかった

これを見ると恐竜が地球の王者だったのも何となく分かるな

で、この巨大カワウソはどこいったの?

カワウソは実は恐ろしい動物だから、見かけたら近づかないで逃げた方がいい

普通のサイズでもカワウソは危険だよ
イギリスには動物番組で有名なテリー・ナットキンズという動物学者がいるんだけど、彼はユーラシアカワウソに指2本持ってかれてる

カワウソとアナグマは同じイタチ科だから、元々は両者の特徴を併せ持っていたというのはそれほど驚かないな

これに限らず進化の過程で小型化する動物が多いのはなぜだろうか

コメント

  1. 名前:名無し 投稿日:2017/01/24(火) 18:09:30 ID:b0eab71af 返信

    現生のラッコ(カワウソの一種)ですら45kgほどまでになるらしいのに、50kgで超巨大とか言われても……。




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  2. 名前:名無しさん 投稿日:2017/01/24(火) 18:25:49 ID:18bc67ac0 返信

    オオカワウソはワニですら襲って食べることがあるから、この古代のカワウソも水を飲みに来た哺乳類なども襲って食べていたのかもね。




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  3. 名前:名無し 投稿日:2017/01/24(火) 19:48:50 ID:7b0090224 返信

    中国は前科があるからね




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  4. 名前:名無し 投稿日:2017/01/24(火) 21:32:18 ID:5c7d81c94 返信

    ※1
    ラッコとカワウソは別物だよ。それはオオカミはキツネの一種っていってるようなものだぞ。
    オオカワウソが30kgくらいだから現生種に比べれば大型だけど、超巨大というには程遠いわな。




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  5. 名前:名無し 投稿日:2017/01/24(火) 22:44:41 ID:eb543c359 返信

    犀や象という漢字があるのは、中国にも犀や象がいたからとか。虎もかつてはいたし、豹や孔雀のような鳳凰のもとになったような大鳥もいたとかと聞いたことがある。日本にも狒々の話があり、大森貝塚では犬のような顔の長い猿猴類がいたというし、人類が絶滅させたかどうかはわからんけど古代はいろんな大型哺乳類がいたんだろうな。




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  6. 名前:名無し 投稿日:2017/01/25(水) 10:18:57 ID:60403c62e 返信

    食ったんだろ?




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  7. 名前:名無し 投稿日:2017/01/25(水) 15:52:19 ID:330a974d4 返信

    超とか付けるから、どんなものかと思いきや……
    がっかりだよ




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