海外掲示板redditの/Europeより
(投稿者)
🇫🇮2007年の『フォーブス』表紙
「ノキア ユーザー数10億人 -この携帯電話の王者に一体誰が追い付けるというのか」

(この話題へのコメント)
🇳🇱そしてこのわずか数年後、ノキアは“終わった”(Finnished)
巨星墜つ…
ところで、“ノキア”ってなに?
ちなみにiPhoneからのコメント
ノキア(英語: Nokia Corporation、フィンランド語: Nokia Oyj)は、フィンランド・エスポーに本社を置く、通信インフラ施設・無線技術を中心とする開発ベンダー。
現在の主要事業は、無線技術を中心とする通信インフラ設備の製造・開発であり、売上の9割を占めている。2011年までは世界最大の携帯電話端末メーカーであった。市場占有率および販売台数の両方で、1998年から2011年まで首位を維持していたが、その後、スマートフォン戦略および、アメリカ合衆国での市場戦略の迷走により低落傾向に陥り、2012年第一四半期ではサムスン電子に次ぐ2位となった。さらにこの後、iPhone等を擁したアップルや、AndroidOS採用の新世代スマートフォン端末の台頭による経営危機と大規模なレイオフを経て、2013年9月2日にマイクロソフトが携帯電話事業の買収を発表、2014年4月25日に買収手続きが完了し、同事業はマイクロソフト社の傘下に移った。
ノキアがどれだけ圧倒的に支配していたか(それもそう遠くない昔に)忘れてしまうのは簡単だな。彼らはひどいヘマをしたよ。
┗カナダのブラックベリーも同じ。かつては“ホワイトハウスの携帯電話”だったのに、今では誰も使ってない。この2社をみているとテクノロジー業界の勢力図がどれだけ速く塗り替えられるのかよく分かる。

これこそ僕が資本主義を肯定する理由。革新を奨励し、市場の全てのプレイヤーに気を抜かせない。もし平凡な製品を生み出し続けたり、消費者の声に応じなかったら、消費者は背を向けてしまう。ブロックバスター⇒ネットフリックスの物語を思い出すね。
フォーブス「君はこの携帯電話業界の王者に追いつく者が現れると思うかね」
ブロックバスター「いえ、そんなことは絶対にありえません。ノキアは今後1000年栄華を極めることでしょう。」

ブロックバスター(英語:Blockbuster LLC)は、アメリカ合衆国に本拠地を置くビデオ・DVDのレンタルチェーン店である。
全米各地、およそ3000店舗を展開し、ビデオ・DVDのレンタルチェーン店を展開していた。しかし、2000年代後半以後に経営が悪化し、2010年9月に連邦倒産法第11章を申請して倒産に追い込まれた。その後もストリーミング型インターネット動画配信サービスの普及により店舗型レンタルの需要が先細りが続き、2014年1月12日をもって約300のアメリカ合衆国国内全直営店を閉鎖した。
>1、ここに時代を感じる

┗「1バレル60ドル?オーマイガー!これまだ上がるとかあるの?」
古き良き時代である
┗2014年の1バレル115ドルも遠い昔か 🙁
>1、2007年11月ということを考えても、この表紙の携帯はかなりのクソスペックだったはず。だってこの2ヶ月前にはもう初代iPhoneが発売されてるんだから。当時俺が使ってたモトローラレーザーですらこれより上に見える。

この表紙の5年後の2012年にはもう「ノキアはなぜ失敗したのか」って記事があったわ
ノキアが失敗した5つのポイント -Wired(2012.05.29)
IHS iSuppli社とStrategy Analytics社が5月24日(米国時間)に発表した報告書によると、携帯電話の売り上げにおいてSamsung社がNokia社を抜いたという。事実上、世界最大の携帯電話機メーカーとしての14年にわたるNokia社の地位に終止符が打たれたわけだ。
🇬🇧このグラフが全てを表している。ノキアは確かに世界的に支配していたけど、シェアを支えていたのは発展途上国における安価な携帯電話としての需要だったんだよね。シンビアンとブラックベリーよ、安らかに眠れ。
🇸🇪マイクロソフトと手を組んだのが間違いだった
┗ノキアはそれ以前にとっくに死んでいたよ。それよりもアンドロイドに切り替えずにシンビアンOSに固執したことが最大の敗因。
Symbian OSはシンビアンによる携帯機器向けオペレーティングシステムであり、関連するライブラリ、ユーザインタフェースフレームワーク、一般的なツールの参照実装が含まれる。2008年にシンビアンはノキアに買収され、2011年末までにノキアから多国籍コンサルティング企業のアクセンチュアに事業が移管された。2010年時点では、スマートフォンのオペレーティングシステム (OS) ではシェア1位であり、フィーチャー・フォンでも広く使われていた。その後Android及びiOSによってシェアは激減し、2012年のシェアは僅か3.3%となった。ノキアは2013年夏、最後のSymbian OSベースのスマートフォンを出荷し、今後はWindows Phoneに完全に移行することを発表している。
🇪🇺「携帯電話市場はPCと同じように発展するだろう。Macのときも当初は多くの注目を集めたが、結局アップルはニッチなメーカーにとどまっている。これは携帯電話でも繰り返されるだろう。」 -アンシ・ヴァンヨキ(ノキア社チーフストラテジスト 2009年11月30日の発言)

┗🇫🇮現在のiOSの市場シェアは15%程度だから、“ニッチ”というのはある意味間違ってない(macOSのシェアと比べたらはるかに上だけど)。ノキアに取って代わったのはアンドロイド。
┗🇨🇿ヨーロッパはビッグチャンスを逃したよ(ため息)。2008年~2009年頃にノキアが正しい戦略をとった場合を想像してみよう。ノキアはこの時期に独自の“優れた”モバイルOSを搭載し、“モダン”な静電容量式タッチパネルを採用したスマートフォンをリリースしたとする。ライバルである黎明期のアンドロイドは問題点が多く、非常に苦戦を強いられていた。一方ノキアのブランドは依然として非常に強力だったから、もしカードを正しく切っていれば、今日のモバイルOS市場、そして巨大テクノロジー企業はアップルとグーグルではなく、ノキアを含めた三頭体制になっていただろうね。
🇫🇮ノキアはエンジニア企業だったんだよね。庶民がタッチパネル(ノキアも既にリリースしていたけど廃止した)を受け入れるとは考えられなかったんだと思う。タッチパネルはエンターテインメントのためのものであって、実用的とは考えられていなかった。エンジニア企業は一般庶民の求めているものを見抜けなかった。
┗エンジニアのせいではなかったと思うよ。社内イノベーションを生み出さないマネジメント体質が問題の根幹だった。
🇫🇮俺もタッチパネル操作に慣れるまで何年もかかったわ。というか正直言って、今でも物理ボタンの方がいい。
┗🇮🇹それは君が歳を取りすぎたんだよ…
┗🇫🇮キッズがいるぞ!出ていけ!
俺は初代iPhoneと迷った末、ノキアN96を選んだ記憶。今思うとその辺から凋落が始まったような。

でも良い携帯だったよ。シンプルで、小さくて、壊れにくい。
🇳🇿俺はNokia9を楽しみにしているよ! 😀
┗ノキア8使いです。ノキア9は素晴らしい端末になると思う。
┗こっちはノキア6。とても感銘を受けた。特に値段を考えるとね。Nexus 6Pと比べても遜色ないほどスムーズに動作しているよ。
あれ、ノキアってアンドロイドOS採用して結局復活したんじゃなかったっけ
┗🇫🇮今のアンドロイドフォンはHMDグローバルというフィンランド企業が作ってるよ。「ノキア」のブランドライセンスをマイクロソフトから買い戻したんだ。ここの幹部にもノキアの人間がいる。
🇷🇺ノキア崩壊は深刻な無能さの表れ。これはそんなに昔の話ではないし、俺もよく覚えている。そこにミステリーはないんだ。俺たちは電車が脱線していく瞬間をスローモーションで見ていて、運転手に止まるように叫んでいた。しかし彼らの動きは鈍かった。ノキアはiPhoneを笑った。アンドロイドを笑った。携帯電話事業でサムスンやHTCに追い抜かれたとき、ノキアはこう言った。「アンドロイドは金を生み出さない。なぜ我々が作った携帯電話でGoogleを儲けさせなきゃならないんだ?」。市場シェアが暴落しているときも、彼らはこう言い続けた。我々ははシンビアンOSで行く、あれで十分。マイクロソフトとの契約は、この恐ろしいほど無能な話の最終章に過ぎない。当時のWEB記事を探してみなさい。誰もがこのままアンドロイドを採用しない場合、ノキアに何が起きるのか予測していた。中にはノキアに懇願している専門家もいた。当時の彼らは最大の市場シェアを誇っていた。もし初代HTC DesireやGalaxyの時代に、ノキアがアンドロイド端末に参入していたら、彼らは現在も世界最大の携帯電話メーカーであり続けただろう。ノキアの顛末は無能さが招いた死と言える。
🇨🇭>1、これは典型的なフォーブスの表紙だわ。2007年11月の時点で既にユーザーインストール型アプリや幅広い接続性(3G,Wifi,Bluetooth)を完備したタッチパネル式のスマートフォンの歴史は既に2年を超えていた。初代iPhoneですらこの年に発売されていたんだ。そしてノキアはこれらの新しいデバイスに対抗するものを何ら持っていなかったし、当時モバイルデバイスに少しでも関心があった人は、ノキアがその立場を維持するためにはすぐにでも何か対抗策を捻りだす必要があることを知っていた。そうした背景を理解した上でこの表紙の文句を見ると面白いね。
🇨🇿これの最悪なところはノキアはヨーロッパ最後の巨大“テクノロジー企業”だったこと。これでヨーロッパはこの業界での地位をアメリカや中国に譲ることになった。
┗🇵🇹“消費者向け”ではね。B2Bテクノロジーならヨーロッパは今も巨人だよ(シーメンスとかフィリップスとか)。
🇫🇮それでもノキアだって今も欧州の巨大テクノロジー企業だよ。消費者の目に触れにくいインフラ側に回ったってだけで。
🇧🇪アップル「待ってろ!俺もすぐそっちに行くからな!」
┗🇸🇰そうならない方がいいな。俺はアップルユーザーではないし、今後も使うつもりはないけど、今やGoogleのライバルになるのはアップルだけだ。アップルが死んでGoogleの一強になったら、やりたい放題になる。だから消費者にとって健全な競争はあった方が良い。
┗アンドロイドは単なるOSで、しかもオープンソースだよ。「携帯電話」という製品分野でアップルと競争しているのはGoogleではなくサムスン。
🇷🇴さて次はどちらでしょうか: ☐ Samsung ☐ Apple
使えればいい程度の世界向け商品は日本に合わなかったね