外国人「自国の傑作プロパガンダポスターを紹介してください」

海外掲示板redditの/AskEuropeより


(投稿者)

🇳🇱みんなにとって一番お気に入りの自国の政治/プロパガンダポスターといえば?

俺にとっては1901年~1946年まで存在したオランダの急進左派政党“Free-thinking Democratic League”(自由思考民主同盟)のこのポスター。

これは「「反抗」と「革命」という岩壁の間を航海する「オランダ号」を描いている。上の文言は「前進せよ!」で、下側は「自由思考民主同盟にあなたの1票を!」だ。

俺はこのアートスタイルやメッセージを気に入っている。そこでみんなのフェイバリットを教えてほしい。

[via]goo.gl/igQpdU



(この話題へのコメント)

🇧🇪これ。
この人はフラマン人の社会主義政治家で、「私は私自身を“黒く”させない」。つまり肌の色を理由に中傷することを許さないってこと。

🇸🇪俺はこれ。

スウェーデンは1922年に禁酒法の国民投票を実施したんだけど、このポスターはおそらくその当時の最も有名な一枚。
大雑把な訳は:

NO!
ザリガニパーティーには酒が必要だ!
8月27日に反対票を投じなかった者は2度とザリガニを口にするな!

禁酒法の国民投票の結果は超僅差(50.8%vs48.8%、残りは無効票)で反対票が上回った。地域差も大きく、ルンドの賛成票の割合は10.9%、一方ヨンショーピングでは88%が賛成票を投じた。

┗🇸🇪スウェーデン人以外のための補足説明。賛成多数のヨンショーピングはバイブルベルトで、反対多数のルンドは学生街だ。

禁酒令(prohibition)は、アルコール飲料を取り締まる奢侈禁止令である。通常は、アルコール飲料の製造・輸送・輸入・輸出・販売が制限・禁止される。「prohibition」の用語は、禁酒令が施行されていた時代を指して使われることもある。歴史上の時代として使うのは、通常ヨーロッパ文化圏の国々に対してのものである。

スウェーデンでは1914年から1955年の間、配給制度によって酒類が制限されていたが、完全な禁酒は1922年の国民投票によって否決された。

ザリガニ・パーティーとは、北欧諸国の夏季に行われる、ザリガニを食べ飲酒をする行事のこと。スウェーデンが発祥の地で(スウェーデン語: kräftskiva)、フィンランドへも広まった。

ザリガニは塩水でゆで、新鮮なディルなどの香草で風味をつける。ゆでたザリガニは、冷めてから手づかみで食べる。ザリガニの殻の中のミソやゆで汁を音をたててすすることはマナーとして許されている。アクアビットやそのほかにスナップスなどのアルコール飲料、またはビールをおともに、パン、味の濃いヴェステルボッテン・チーズ、キノコのパイ、サラダが並ぶ。パーティーは、天候が優れないか、蚊が発生していることがなければ屋外で行われる。食卓には紙製テーブルクロス、前掛け、コミカルな紙製帽子、『月の男』を模した紙製ランタンが用意される。伝統的に、飲んで歌うにぎやかな行事である。

┗🇳🇱1954年のゴヴォルコフのポスターを思い出した。意味は真逆だけど。

🇦🇹全くもって支持しないけど、デザイン的にこのオーストリア国民党のポスターは素晴らしい

🇷🇴うちの国が作ったポスターではないんだけど、第一次世界大戦で連合国軍にルーマニアが加わった際、イギリスで製作されたポスター。共産主義と無関係のルーマニアネタプロパガンダポスターはあまり見たことがないから、なんか面白いんだよね。

🇱🇹リトアニアはそんなに多くないんだけど、この憲法や民主主義を踏みにじるアンチファシストポスターは大統領の何とも言えない表情に笑ってしまった

🇨🇭20世紀の社会民主主義系ポスターはかなり好き
「忘れるな、そしてソーシャリストに投票しよう」(左:1918年のストが軍に鎮圧された事件を指す)
「世界は荒廃した、新しいスイスのためにともに働こう」(右)

🇨🇭それから、第二次世界大戦中の農業生産強化を奨励するポスターも面白い
「スイスパンの不足という困難に耐えよ」(左)
「若者よ!畑の戦いに加わろう!」(右)

🇪🇸スペイン人にとっては議論になりがちな話題だけど、内戦時代は両陣営ともに多くのプロパガンダポスターを製作した。そして、デザインの観点から言ってしまうと、ビジュアル的にとても“クール”なものもある(メッセージは置いといて)。

🇪🇸最も有名な1枚はこの“¡No pasarán!”(奴らを通すな!)。…まあ、通ったんだけどね。

「奴らを通すな!」(英語:They shall not pass、フランス語: Ils ne passeront pas/On ne passe pas、スペイン語: ¡No pasarán!)とは自分の立場を敵対するものから守る決意を示すために使用されるスローガンである。フランスのロベール・ニヴェル中将が第一次世界大戦のヴェルダンの戦いで使用したのが最も有名である。第二次マルヌ会戦後にモーリス・ニューモントが描いたものといったプロパガンダポスターで使用されるようになり、マジノ線に配属された兵士の制服バッジにも使用された。戦後、マラシェシュティの戦いに従軍したルーマニア人兵士も使用した。
スペイン内戦でも使用されており、1936年7月18日にスペイン共産党員のドロレス・イバルリがマドリード包囲戦で行った「奴らを通すな!(No Pasarán)」という演説が有名である。これに対しナショナリスト派のリーダーであるフランシスコ・フランコ大元帥がマドリード陥落の時に「Hemos pasado」(我々は押し通した)と発言している。
「¡No pasarán!」は1936年10月に起きたケーブル・ストリートの戦いでイギリスの反ファシストも使用していて、現在も一部の政治集団が執筆した文章の中で使用しているが、pasaremos(我らは通るぞ)という言葉と併用することでファシストではなく共産主義者が国家権力を掌握できることを指し示すことが多い。
このフレーズは1943年12月に第22王立連隊(英語版)所属でフランス系カナダ人のポール・トリケが連隊を再び奮起させ作戦に繋げるために使用した。トリケ少佐はカーサ・ビラルディでの作戦を成功させヴィクトリア十字章を授与された。この作戦に関する公開報告書にはベルダンで部下を集め士気を高めるためにこのフレーズを使用したことが明記されている。

🇩🇪ワイマール共和政時代の社会民主主義政党のポスターは好き。
「追い払え!奴らは民主主義の敵だ!」
他にも色々ある。

🇨🇿ビロード革命後に市民フォーラムが製作した「ヨーロッパに戻ってきた!」ポスターを推薦したい。当時のチェコ人が自国のヨーロッパにおける立ち位置についてどう思っていたのか、これほど正確に描写したポスターは他に無いと思う。

🇫🇮最重要作品は間違いなくエエトゥ・イストによる絵画「攻撃」(1899)。スオミネイトを襲うロシアンイーグルを描いたこの絵画はフィンランド中に出回り、俺の祖父母の家にもコピーがあったよ。

スオミネイト(Finnish Maiden)は、フィンランドの国土を擬人化したキャラクター。民族衣装をまとった金髪碧眼の美女として描かれる。フィンランド国内の地理を説明するとき、しばしばスオミネイトの身体の部分で示される。歴史は古く、1906年に描かれたスオミネイトの絵はがきが残されている。
2012年には、駐日フィンランド大使館が公式ツイッター上でイラスト募集を呼び掛けた。

🇫🇮戦時中は他にもこういったポスターがあった
例えば…
「あなたはスパイにつけられている。スパイがあなたの家を爆破する。」

「裏切者の報酬は死」

「穢れた共産主義者はフィンランドから出ていけ」

🇭🇺ハンガリーはこれ。
ロシア語で「終わりだな、同志よ!」と書かれている。
夢と希望に満ち溢れているね。

🇬🇧「さあ、“平和”を勝ち取る時だ」(1945年イギリス総選挙における労働党のポスター)

🇬🇧実際に使われることはなかったとはいえ、イギリスといえばこれ。クラウンのモチーフと控えめでシンプルなデザイン、そのうち1枚だけが後に有名になった経緯まで含めてとても気に入っている。

Keep Calm and Carry On (キープ・カーム・アンド・キャリー・オン、平静を保ち、普段の生活を続けよ)とは、イギリス政府が第二次世界大戦の直前に、開戦した場合のパニックや戦局が悪化した場合の混乱に備えて作成した、国民の士気を維持するための宣伝ポスターである。限られた数しか用いられなかったため、大戦当時はほとんど知られることがなかった。

2000年、ノーサンバーランドのアニックにある古書店のバーター・ブックスで、オークションで落札した書籍の箱の中から “Keep Calm and Carry On” の大きなポスターが再発見された。イギリス政府によって作成されてから50年以上経過していたため、王冠の著作権は消滅しており、パブリックドメインの状態にある。店がこのポスターを額に入れて壁にかけたところ、客からの反響が大きく、店では販売する代わりに複製を売り始めた。2005年頃からメディアに取り上げられて社会現象が起こり、このポスターを複製販売する業者が増えたほか、このポスターの柄をあしらった衣服、マグカップ、ドアマット、その他さまざまな商品が発売され、パロディの題材(例えば、王冠を上下逆にして「Now Panic and Freak Out (パニックを起こして大騒ぎしろ)」と書かれている)にもなった。
このポスターが流行した原因は、「イギリスの気質と光景に対する郷愁」にあるとエコノミストのコラムで指摘されている。それによると、このポスターは「爆弾が降る中でも勇気と不屈の意思を秘め、紅茶を入れていたというイギリスの伝説的イメージを直接刺激するものだ」としている。このメッセージは、2000年代後期の世界金融危機や、イギリスの病院で非公式なモットーとして用いられた。ポスターの画像を使った商品はアメリカの金融機関や広告業者によって大量に注文され、またドイツでも有名である。

┗🇬🇧“Keep Calm and Carry On”はあまりにも使い回されすぎで正直うんざりしている。それに元々そんなに好きじゃないわ。
個人的には、パット・キーリーの「これこそ彼らのもっとも輝かしい時であった」(左)や、イギリスのアイコンとしては「キッチナーの募兵ポスター」(右)の方が好み。

キッチナーの募兵ポスターは、第一次世界大戦中にアルフレッド・リートによってデザインされたイギリス陸軍の募兵用ポスター。正面を向いた顔(陸軍大臣・ホレイショ・ハーバート・キッチナーのもの)と指差す格好および標語が書かれているというインパクトのあるデザインであり、アメリカ軍をはじめとして各国で模倣された。

🇧🇪Vサインといえば「ベルギーの抵抗」

「V for Victory」キャンペーンと、勝利=自由のサイン

1941年1月14日、ベルギーの元法務大臣で、BBCで放送されていたワロン語(ベルギーのフランス語)放送「Radio Belgique」(1940年 – 1944年)の責任者だったヴィクトル・ド・ラブレーは、放送の中で、第二次世界大戦が続く間、(ドイツに占領されたベルギーにおける)戦いの印として、ワロン語(フランス語)で「勝利 (victoire)」を、フラマン語(オランダ語)で「自由 (vrijheid)」の意味で、Vサインを使うことをベルギー人に呼びかけた。このBBCからの放送の中でド・ラブレーは、「占領者は、このサインが、いつも同じように、際限なく繰り返されるのを見て、自分が包囲されていること、多数の市民たちの群衆に取り囲まれて、どこかで弱みを見せないか、どこかでヘマをやらないかと監視されていることを悟るだろう」と語った。数週間のうちに、チョークで書かれた「V」字が、ベルギー、オランダ、フランス北部の至る所に現れた。

🇧🇪「The Future」

🇳🇱プロパガンダポスターは大好物なんだけど、特にこの社会民主労働党のポスターがお気に入り。アートスタイルや色づかいが素晴らしい。そして、左下に「ムンクの叫び」の実業家バージョンを入れるディテールへのこだわりも面白い。

🇷🇺選ぶのは難しいな。リシツキーの「赤き楔で白を撃て」か、ロトチェンコの「あらゆる知についての書籍」か、あるいはマヤコフスキーによる一連の「ロスタの窓」(革命宣伝ポスター)、ドミトリ―・ムーアの「HELP」や「君は志願したか?」もいい。
ポスターの出来はボリシェヴィキが一番かな。それと比べると白軍は今見ると古びていてアマチュアっぽい。

「赤き楔で白を撃て」

「あらゆる知についての書籍」

「ロスタの窓」

「HELP」(左)、「君は志願したか?」(右)

┗🇱🇹ロシアとかいうチート

┗一番上の「赤き楔で白を撃て」。
これカッコイイけど意味がよく分からなかった。誰か教えて。

 ┗ロシア内戦は赤軍と白軍が争った。赤はボルシェビキ/ソビエト共産主義、白は共和主義&君主主義を表している。

🇫🇷フランス兵は美味しい食パンを食べる。ドイツ兵はKK(ウンコ)を食べる。
これは心に響くな。

🇫🇷俺はこれ(左)が超クールだと思ってる。植民地の空挺部隊のリクルートポスターで、「栄光が私の財産、戦いが私の商売」と書かれている。それから第一次世界大戦から、フランスの “On ne passe pas !”(奴らを通すな!)は、まるでポストアポカリプスから飛び出してきたかのような世界観でこれもカッコいい(右)。

🇩🇰ポスターのセンスに関しては、いつの時代も社会主義政党は優れたアーティストだと思う。
自分のベストは…
「デンマークを作ろう」-デンマーク社会民主党(左)
「頭を使おう、デンマーク社会民主党に投票しよう」(右)

🇩🇰自分はこれが好き。
「何もかも大したことではない…ただしキュートな動物を除く。」 -デンマークニヒリスト党

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コメント

  1. 名前:Anon 投稿日:2017/10/20(金) 14:13:07 ID:489d340f0 返信

    >「何もかも大したことではない…ただしキュートな動物を除く。」 -デンマークニヒリスト党

    一昔前まで、日本はなぜかわいいかわいいって、可愛いものに執着しているの?って言われてたことを思い出す人はもういないだろうね




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  2. 名前:Anon 投稿日:2017/10/20(金) 15:35:43 ID:56ddf9461 返信

    ソ連には敵わんよ




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  3. 名前:Anon 投稿日:2017/10/20(金) 15:59:59 ID:c4d7c6356 返信

    東京の美術館で、ソビエト時代のこういうポスターの展示会やってたね。
    なかなか良かった。




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  4. 名前:Anon 投稿日:2017/10/20(金) 20:01:55 ID:0b8047e22 返信

    働 さ
    か あ

    ↑これこそ現代に至るまで有効な日本のプロパガンダポスター




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  5. 名前:Anon 投稿日:2017/10/20(金) 20:10:53 ID:244a5a4af 返信

    「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」とかかね?
    都市部が空爆で田舎に疎開してきた連中がこれまでろくに畑仕事もしたことないのに空腹ばかり訴えてまだ成長しきってない作物を盗み荒らし、農家はたいそう不満をつのらせた。なんて話はこの先いくらでも繰り返しそうね。




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  6. 名前:Anon 投稿日:2017/10/20(金) 22:57:33 ID:ce154231f 返信

    「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」
    「東條首相の算術」
    「パーマネントはやめませう」
    「進め一億火の玉だ」

    うーんこの




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